この記事では、私のおすすめ小説を作家別で紹介します。
皆様が次に読む本を探す際の参考になれば幸いです。
原田マハ
本日は、お日柄もよく ★★★★☆
▶︎あらすじ
会社員・二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞だった。空気を一変させる言葉に
魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。
久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された!
目頭が熱くなるお仕事小説。
(Amazonから引用)

スピーチライターという仕事にスポットライトを当てたお仕事小説です。
心に響く言葉の数々に感動しました。言葉の力は凄いと思いました。
読書をする中で様々なお仕事を知れることもいいですよね。
生きるぼくら ★★★★☆
▶︎あらすじ
いじめから、ひきこもりとなった二十四歳の麻生人生。頼りだった母が突然いなくなった。残されていたのは、年賀状の束。
その中に一枚だけ記憶にある名前があった。「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」マーサばあちゃんから? 人生は四年ぶりに外へ!
祖母のいる蓼科へ向かうと、予想を覆す状況が待っていた。
人の温もりにふれ、米づくりから、大きく人生が変わっていく。
(Amazonから引用)

田舎の美しい自然やゆったりと流れる時間、穏やかな日々と人の繋がりの描写が良かったです。米作りを通じて登場人物たちが成長していく姿に感動しました。
さいはての彼女 ★★★☆☆
▶︎あらすじ
脇目もふらず猛烈に働き続けてきた女性経営者が恋にも仕事にも疲れて旅に出た。信頼していた秘書が手配したチケットはは行き先違いで?
女性と旅と再生をテーマにした、爽やかに泣ける短篇集。
(Amazonから引用)

仕事一筋で生きてきた女性が旅先での出会いから人生の価値観が変わる物語です。
心情が変わる描写と登場人物が魅力的で、読了後、旅に出たくなりました。
早見和真

小説を愛する真面目な主人公と少しズレている店長との掛け合いが面白かったです。
物語の中で散りばめられていたヒントに気が付きませんでした。伏線の回収が見事でした。
店長がバカすぎて シリーズ ★★★★☆
店長がバカすぎて
▶︎あらすじ
谷原京子、二十八歳。
吉祥寺の書店の契約社員超多忙なのに薄給。お客様からのクレームは日常茶飯事。
店長は山本猛という名前ばかり勇ましい「非」敏腕。人を苛立たせる天才だ。
ああ、店長がバカすぎる!
毎日「マジで辞めてやる! 」と思いながら、しかし仕事を、本を、小説を愛する京子はーー。
(Amazonから引用)
新!店長がバカすぎて
▶︎あらすじ
宮崎の山奥に異動になっていた山本猛元店長が、 三年ぶりに、吉祥寺本店に店長として復帰した。
張り切る店長だが、相変わらず、人を苛立たせる天才だ。しかし京子は、心の中で「お帰りなさい」とつぶやいた。
そんな中、本や書店を取り巻く環境はますます厳しくなってきたが、 それでも京子は、新人作家の才能に出逢い、打ちのめされ、 好きな作家の新作に心躍らせ、時には泣き、笑い、怒り、日々戦っています。
スタッフの磯田さんや、覆面作家だった大西先生や神楽坂で小料理屋を営む親父さんや、優しき先輩たちに、応援を受けながら。
小説と書店の未来を、仕事の意味を、生きる希望を改めて深く問い直す、第二弾。
(Amazonから引用)
アルプス席の母 ★★★★☆
▶︎あらすじ
まったく新しい高校野球小説が、開幕する。
秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!?
(Amazonから引用)

親同士のいざこざや母子の絆、仲間との友情などキラキラした青春の裏側が鮮明に描かれています。
自分も学生時代にスポーツをやっていたのでかなり感情移入できました。
藤岡陽子
僕たちは我慢している ★★★★★
▶︎あらすじ
中学から野球部で一緒だった三人。
千原道人は高校では受験に専念するつもりが、中小企業を営む父の病気が再発した…。高校でも野球を続けている穂高英信は、総合病院の四代目として期待されているが、医学部受験には及ばない成績に迷う。
唯一夏の大会を最後に引退した中森揮一は、周回遅れの受験勉強にまったく身が入らず、大学受験を辞めようかとさえ思う。
もう一人、中一から学年トップを維持する香坂淳平。彼にも思い悩みが…。
それぞれに容易ならざる事情を抱えながらも、彼ら高校男子はどのようにして心を決めたのか—その軌跡と到達点を描く。
(Amazonから引用)

受験生たちの苦悩や葛藤、成長などが描かれています。
読むと勉強したくなる、やる気をもらえる物語です。
メイド・イン京都 ★★★☆☆


▶︎あらすじ
婚約したばかりの美咲が、彼の実家のある京都に移住した途端に浴びる数々の洗礼。また実家で豹変する彼に幻滅し、美咲は昔からの趣味であるTシャツ作りにのめり込む。徐々に美咲は京都の地で個人ブランドの独立・起業への道を歩き始める。自分らしい生き方を模索する一人の女性の物語。
(Amazonから引用)

県外から京都に嫁いできた女性が京都の古き良き文化に翻弄されながらも自分の生き方を模索する物語です。
やりたいことに挑戦するパワーをもらいました。
万城目学
鴨川ホルモー ★★★★☆
▶︎あらすじ
このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祗園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり!!
(Amazonから引用)

京都が舞台の青春物語です。
ファンタジー要素あり、恋愛あり、笑いありで万城目ワールド全開でした。
ホルモーって何?から始まりあっという間に読み終えました。
八月の御所グラウンド ★★★★☆
▶︎あらすじ
女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。
謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。
京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは。
今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない人生の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る傑作2篇。
(Amazonから引用)

ファンタジーと現実が混ざった物語でした。
京都だと本当に起こりそうな不思議な出会いや青春模様の描かれ方が良かったです。
町田そのこ
52ヘルツのクジラたち ★★★☆☆
▶︎あらすじ
52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一匹だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。そのためこの世で一番孤独だと言われている。
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる。
(Amazonから引用)

物語の前半は重い話が多くて読みづらかったですが、だんだんと光が見えてきた後半はよかったです。
人は一人では生きていけないのだと感じました。
コンビニ兄弟 シリーズ ★★★★☆

門司港にあるコンビニが舞台のハートフルな物語です。
個性あふれる登場人物たちがとても魅力的です。
こんなコンビニが家の近くにあったら毎日通いそうです。
コンビニ兄弟 1
▶︎あらすじ
あなたの心、温めます。九州だけに展開するコンビニチェーン「テンダネス」。その名物店「門司港こがね村店」で働くパート店員の日々の楽しみは、勤勉なのに老若男女を意図せず籠絡してしまう魔性のフェロモン店長・志波三彦を観察すること。なぜなら今日もまた、彼の元には超個性的な常連客(兄含む)たちと、悩みを抱えた人がやってくるのだから。
コンビニを舞台に繰り広げられる心温まるお仕事小説。
(Amazonから引用)
コンビニ兄弟 2
▶︎あらすじ
失恋をして居心地の悪さに高校をサボった永田詩乃は、突然綺麗になった祖母と意外なところで出会う。
バイト店員・廣瀬太郎は自分のことを退屈な男だと思っているのに、キラキラ美少女がその日常を乱し始める。
どうして親友は去っていったんだろう。村井美月の直面する現実と勇気の一歩。
誰にとっても大切な想いをささやかにつなぐ場所、北九州門司港の小さなコンビニの心温まる物語。
(Amazonから引用)
コンビニ兄弟 3
▶︎あらすじ
門司港に大好きなアイドルがやってきた!大ファンの中尾は駆けつけるが、彼には悩みがあるらしい。(推しが門司港を熱くする)
故郷を離れて暮らす若き主婦の新たなる一歩とは。(ハロー、フレンズ)
コンビニ兄弟の次男坊・ツギの心を激しく傷つけた魔性の女が「偽装恋愛」を持ちかけてきた!?(華に嵐)
元気がもらえる3編の連作集。
(Amazonから引用)
コンビニ兄弟 4
▶︎あらすじ
百合は大好きだった夫と別れ傷心の一人暮らしを始めるが、門司港で妙に賑うコンビニを発見する。
舞人はかつてヒーローになりたかった。自分を見失う彼の元に突如訪れた「テンダネス着ぐるみ」任務。その背後にはとあるコンビニ店員との過去から今に繋がる熱い友情があった。
報われるばかりの人生でなくとも、手にすることができる小さな幸せがここにある。
(Amazonから引用)
三浦しをん
風が強く吹いている ★★★★★
箱根駅伝を走りたい。そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。
「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ?
10人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。
自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく。
風を感じて、走れ! 「速く」ではなく「強く」
純度100パーセントの疾走青春小説。 (Amazonより引用)

登場人物たちがそれぞれに問題を抱えている、そんなチームが箱根駅伝本選出場を目指します。
厳しい練習や試合を通じてお互い支え合い、成長していきます。
仲間との絆や挑戦することの大切さを学べます。
強い風にも負けない、モチベーションが上がる作品です。
君はポラリス ★★★☆☆
▶︎あらすじ
どうして恋に落ちたとき、ひとはそれを恋だとちゃんと把握できるのだろう。
すべての恋愛は、普通じゃない。どうして恋に落ちたとき、人はそれを恋だと分かるのだろう。三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛。
言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。けれど、人は生まれながらにして、恋を恋だと知っている。誰かをとても大切に思うとき放たれる、ただひとつの特別な光。カタチに囚われずその光を見出し、感情の宇宙を限りなく広げる、最強の恋愛小説集。
(Amazonから引用)

いろいろな恋愛観からなる短編集でした。ちょっとインパクトが強いものから不気味なものまで様々で王道ではない恋愛小説でした。
宮島未奈
成瀬 シリーズ ★★★★★

圧巻の青春小説でした。
主人公がとても魅力的で元気をもらえます。
登場人物の描写やストーリーの構成が良かったです。
成瀬は天下を取りにいく
▶︎あらすじ
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。
各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説!
2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。
コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが…。
M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。
今日も全力で我が道を突き進む「成瀬あかり」からきっと誰もが目を離せない。
(Amazonより引用)
成瀬は信じた道をいく
▶︎あらすじ
成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。
「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー(をやめたい)主婦、観光大使になるべくしてなった女子大生。
個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており!?
面白さ、ますますパワーアップの全5篇!
(Amazonから引用)
婚活マエストロ ★★★★☆
▶︎あらすじ
40歳の三文ライター・猪名川健人は、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事を書く仕事を引き受ける。
安っぽいホームページ、雑居ビルの中の小さな事務所。どう考えても怪しい。手作り感あふれる地味なパーティーに現れたのは、やけに姿勢のいいスーツ姿の女性・鏡原奈緒子。場違いなほどの美女だが、彼女は「私は本気で結婚を考えている人以外は来てほしくありません」と宣言する。そして生真面目にマイクを握った。そう、彼女は婚活業界では名を知らぬ者はいない〈婚活マエストロ〉だった。
(Amazonから引用)

中年男性の恋愛小説です。
婚活パーティーの表と裏が描かれています。平凡だけど魅力的な登場人物たちと誰も傷つかない温かいストーリー展開がよかったです。
それいけ!平安部 ★★★★☆
▶︎あらすじ
ピュア度100%! ハートフル青春小説。
いみじ! 新入生、部活つくったってよ。
県立菅原高校の入学式当日、同じクラスになった平尾安以加から「平安時代に興味ない?」と牧原栞は声をかけられた。「平安部を作りたい」という安以加の熱意に入部を決めるが、新部を創設するには5人の部員が必要だった。あと3人(泣)!!
クラスメートから上級生まで声をかけ、部員集めに奔走するが。
「平安部って、何やるの?」
(Amazonから引用)

平安部って何?から始まり、あっという間に読み終えてしまいました。
個性的な登場人物たちと平安部の活動が面白かったです。

森沢明夫
ロールキャベツ ★★★★☆
▶︎あらすじ
夢も趣味もない大学2年生の夏川誠をかえたのは、ただ椅子に座るだけの遊び「チェアリング(椅子を持ち歩いて、好きな場所でくつろぐこと)」の仲間たちだった。
(Amazonから引用)

5人の大学生の青春群像劇です。
夢も趣味もない主人公が周りの人たちに影響され自らの進むべき道を見つける物語です。
やっぱり仲間っていいなと思いました。
夏美のホタル ★★★☆☆
▶︎あらすじ
瑞々しい筆致で描く、人生のラブレター。
写真家志望の大学生・慎吾。卒業制作間近、彼女と出かけた山里で、古びたよろず屋を見付ける。そこでひっそりと暮らす母子に温かく迎え入れられ、夏休みの間、彼らと共に過ごすことに。
(Amazonから引用)

古き良き自然とその土地に住む人との繋がりが素敵でした。
まるで自分が夏休みに里帰りしているような感覚になる心温まる物語でした。
青い孤島 ★★★★☆
▶︎あらすじ
絶景の離島・小鬼ヶ島で歴史的な大事件勃発。「泣きの西」と「笑いの東」で真っ二つに別れる島内をまとめるべく、島に左遷されたしがないサラリーマンの小島佑が絶世の美女・るいるいさんのアイデアで一念発起。同調圧力に屈せず、ミラクル大作戦で東西対立をぶっ壊せ。
さあ、リアル・ロールプレイング・ゲームの始まりだ。ちょっとの勇気で誰だって勇者になれるんだ。読むと元気と勇気をもらえるRPG小説。
(Amazonから引用)

仲間たちと共に勇気を出して問題を解決していく姿に感動しました。
読了後に心が温まる物語でした。
本が紡いだ五つの奇跡 ★★★★☆
▶︎あらすじ
仕事に行きづまった編集者の津山は、本当に作りたい本を作るため、かつて自分が救われた小説の著者、涼元マサミに新作を依頼する。そうして生まれた作品が、娘と縁が切れそうだった涼元から、余命宣告された装丁家、心に傷を抱えた書店員、そして自分の時間が止まっていた読者まで、みんなの人生を動かす。
本が生まれて、読者へとつながる「本に関わった五人の奇跡」を描く、感動の物語。
(Amazonから引用)

森沢ワールド全開の人と人との繋がりを描く温かい物語です。
何かに出会えたからこそ広がる世界や美しい自然描写が良かったです。
夕木春央
方舟 ★★★★☆
▶︎あらすじ
友人と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った家族と地下建築「方舟」で夜を過ごすことになった。翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれ、水が流入しはじめた。いずれ「方舟」は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。タイムリミットまでおよそ1週間。生贄には、その犯人がなるべきだ。犯人以外の全員が、そう思った。
(Amazonから引用)

物語の結末に誰もが騙されると思います。
序盤から何が起こるのかわからないドキドキ感と終盤にかけての展開に圧倒されました。
吉田修一
国宝 シリーズ ★★★★★

歌舞伎に青春を捧げた2人の少年の成長物語です。
歌舞伎の華やかさとその裏にある血の滲むような努力、芸の道に命をかける姿が圧巻でした。
映画も素晴らしかったのですが、省かれている場面が多々あるので原作を読むのもおすすめです。
国宝 上
▶︎あらすじ
1964年元旦、侠客たちの抗争の渦中で、この国の宝となる役者は生まれた。男の名は、立花喜久雄。任侠の家に生まれながらも、その美貌を見初められ、上方歌舞伎の大名跡の一門へ。極道と梨園、生い立ちも才能も違う俊介と出会い、若き二人は芸の道に青春を捧げていく。
(Amazonから引用)
国宝 下
▶︎あらすじ
舞台、映画、テレビと芸能界の激変期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながらも、芝居だけに生きてきた男たち。血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。芸の頂点へと登りつめ、命を賭してなお追い求める夢のかたちとは。
(Amazonから引用)
※この記事にはプロモーションを含みます。
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